知ったら得する現代文要約の解き方!〜わかりやすくまとめる方法〜

2020年11月9日

  どうも!地頭コーチのSHUです! 試験問題、それも特に現代文を読んでいると「で?結局何言ってるの?」と思うことはよくあると思います。 ですが、今回紹介する要約の方法を学べば

・文章全体を俯瞰できる ・うざったい表現に惑わされなくなる ・「結局何が言いたいか」が見えてくる

ようになり、あなたの悩みは吹き飛ぶことでしょう。 また、要約ができることで、莫大な情報から大事な部分だけを取り出し、整理できるようになるので、情報の体系的な理解が可能になるのです。 つまり、色々な科目の学習効果を高めるために要約力は必須なのです。 要約の手順とは次のようになっています。

  1. キーワードの抜き出し
  2. キーワードを繋ぎ合わせる
  3. 全体をまとめる

これを見ればわかるように、要約ではいきなり文章をまとめるのではなく、「一度文章を整理する」というステップが必要なのです。 恐らく皆さんは「要約のテクニック」が知りたくてこの記事を見つけてくださったのだと思います。それは本当に嬉しい事です。 ですが!この「文章を整理する」というポイントが最重要ですので、まずはキーワードの抜き出しから解説しようと思います。(もちろん、テクニックについても記事の最後で解説していますのでご安心を!) と言うわけで、今回は2016年度センター試験の過去問を使って、現代文の要約をマスターするための方法をご紹介します!

キーワードを抜き出す

そもそも、筆者が文章を書くのは伝えたい事があるからです。 という事は、筆者の論理を示すためのキーワードが存在するはずです。 そして、このキーワードを見抜くいい方法が あるのです…。それは、 繰り返される言葉はキーワード という法則です。 このキーワードの抜き出しに関してはこちらの記事→国語が苦手な受験生必見!現代文の読み方~たった4つのステップで文章が読めてくる~をご覧ください。この記事では、キーワードを抜き出し、文章全体を図として理解する方法をまとめています。 この法則に従って文章中のキーワードに印を付けて行きましょう。 文章に印がついていくと「ここがこう繋がるのか」と分かるようになり、感動を覚えます!圧倒的快感です(笑) この時に、上の記事で説明したように〇、□、波線といった記号を使い分けるようにすると、次のステップが楽になります。 また、対比関係を意識することも重要です。対比構造のある文章は良く問われる上に、読んでいて勘違いを起こしやすいのです。 例えば、この年の過去問では「現在の人間関係の在り方」と「過去の人間関係の在り方」が対比されているので〇と□を使いました。 最後に、 「大事だな」と思った部分をノリでマークしていく ことも案外大事です。直感は侮れません。 これらの法則に従って印をつけたものがこちらになります。 繰り返し、対比、直感に基づいてマークしたキーワードを表にまとめるとこのようになります。

  キーワード 〇 キーワード □
繰り返し 物語の枠組 共通の枠組 一貫した文脈 大きな物語 物語から独立 価値観の多元化(多様化) 単純化 外キャラ
対比 特定の物語 アイデンティティ 転用可能 断片的な要素(キャラ)
直感 外と内の要素の併存 リカちゃん人形(象徴) 流動化した人間関係 対人場面に適合

キーワードを繋ぎ合わせる

それでは、印をつけたキーワード同士の関係を探っていきましょう。 キーワードを線でつないでいくときのポイントは、 ・主語と述語の関係(AはBだ、AがBする) ・因果関係(AだからB) ・時間の流れ(Aだったが、やがてBとなった) ・キーワードの意味や関連語 の4点に注意することです。大雑把にまとめてしまえば、「文脈」という事になるのだと思います。 これらのポイントに注意してキーワードを線や矢印で繋いでいきましょう。 まずは、〇の方から見ていきます。 〇を付けたものは「過去のコミュニケーション」に関わるキーワードだという事はわかるでしょうか? ここでは、「予め設定された枠組み(大きな物語)」の中で「アイデンティティを確立」することを中心に、リカちゃん人形を例にとって物語という枠組みとキャラクターの関係性について述べられています。 ですので、ファイルのように〇と〇のワードを線で繋げていくとキーワード同士の関連が見えてきて、このグループで述べられているのが「物語と内側のキャラクター(アイデンティティ)の関係」であることが分かってくると思います。 次に□を見ていきましょう。この□がついているワードは「現在のコミュニケーション」に関するキーワードだという事は分かると思います。 ここでは、「その状況に応じて」「演じるキャラ(外キャラ)」を変化させることが現在のコミュニケーションでよく見られ、「キャラ」そのものは既に出来上がった固定的なものだ、といったことが書かれています。 ですので、「キャラ」とその性質や現在のコミュニケーションとの繋がりが分かるよう、キーワードを線で結んでいきましょう。 このように文章を線で繋ぐことで文章そのものを図のようにすると、余計な部分を排除して考えられるようになります。

全体を要約する

要約の注意点

いよいよ全体を要約するステップです。 理想の要約とは、「〇〇とは××である」と一文で、短く言い切ることです。 なぜなら、無駄な情報が少ないほど頭にかかるストレスが少ないので、理解しやすくなるからです。 しかし、忘れていけないポイントがあって、 「どこは端折ってもよく、どこは正確に理解しないといけないかを見極めること」 です。長くて分かりにくい文章の典型である法律を例に考えてみましょう。 次の画像は特許法第67条の条文です。 まとめてみれば、「特許権は出願日から20年まで存続。実施不可能な期間がある場合は5年まで延長可。」といったところでしょうか。 この時に、「出願日から」といった情報を抜かしてしまうと「出願日からだっけ?登録されてからだっけ?」と分からなくなってしまい、折角情報をまとめた意味がなくなってしまいます。 無駄な情報を捨てるとはいえ、安易に削りすぎてはいけないことを意識しておきましょう。

実際に要約してみよう!

どれくらいの長さにまとめるかと言うと、入試で出る文章の長さであれば100~120字程度でまとめる事を意識してみましょう。マックスでも1ツイートに収めるくらい(140字以内)です。 それでは、印を付けたセンター過去問を要約していきましょう! ・「キャラ」と「人間関係」 ・現在の社会と人間像 ・文字数 に注意してまとめます。 まず、〇と□で分けた人間像の在り方ですが、 〇→大きな枠組みの中でアイデンティティの確立。一貫した文脈。 □→状況に応じて適したキャラクターを選択する。臨機応変に対応。キャラそのものは固定的。 といったようにまとめられます。 また、現代社会と人間像に関して、現在の社会では人間関係は以前より複雑になり、人間関係の単純化、透明化が求められている、という事が文章より読み取れます。 あとは、文字数に気を付けて要約してみると次のようになります!

価値観が多元化し、人間関係が複雑になった現代社会においては、特定の物語(枠組)によって規定されるアイデンティティを貫き通すよりも、状況に応じてその場の対人関係に適したキャラクターを使い分けるほうが人間関係が単純化され、見通しが立ちやすくなる。
 
こんな感じになればOKでしょう。

要約のテクニック

要約をする際に使えるいくつかのテクニックをここでご紹介します。 「いかに文章を短くまとめ、必要な情報が残されているか」をなるべく達成するには次のテクニックが使える事でしょう。

段落ごとに目次を作る

これは「は?」となりますよね。しっかり解説します。 まずは、 段落=中心の文+具体例+言い換え という構成で段落が作られていることを頭に入れといてください。 では、本の目次とはどのようなものになっているでしょう? 目次は、対象の部分のテーマになっていますよね。つまり、その部分の「中心文」「キーワード」にあたるところになっているのです。 そして、要約では「キーワードを繋ぎ合わせ」ることは先ほど学びました。 もうお分かりかと思います。 その段落の「目次」=「キーワード」を見つけて、「中心文」も見つけよう というだけの話です。キーワードの見つけ方があやふやな人はこの記事を何度も読み返しましょう!

言葉を置き換える

複雑で長い表現をできるだけ簡潔な表現にすると、要約していくのに楽です。 「〇〇の××は、□□であるので、これを認めない」のような読みにくい表現は、「□□だから〇〇は××できない」と言い直し、文章中の単語が難しかった場合は、知っている言葉に置き換えてみるとより良くなります。

大胆に削除する

先ほど「削りすぎないように注意」といったばかりですが、大幅に削除するべきタイミングというのはあります。 他の文から内容が容易に推測できるような場合、要約する上では削除して考えるのが無難だと思います。 「本の貸出期間の延長は、貸出日から3日以内に申請があれば省略する」といった文章であれば、「貸出3日までは期間延長可」と言ったイメージです。 また、具体例も要約の上では必要ありません。文中の具体例の部分は大きくカッコでくくるなどして、具体例の前後の抽象的な論理の繋がりを意識します。 案外無駄な表現だったり、長くてわかりにくい表現が多いので、不要なものがなにかを見極めるトレーニングが必要なのです。 要するに何言ってるの? これを常に意識するようにしましょう!

まとめ

今回の記事では、文章の要約についてまとめました。 要約する上では、 ・文章中のキーワードに印を付ける ・この時く「繰り返される言葉はキーワード」の法則を意識しよう ・対比関係に注意し、キーワードをグループ分けする ことが大事でした。これらを意識して、練習を積んでい行けば要約問題で困ることはなくなっていくと思います。 そう簡単にできるようになることではありませんが、忍耐強く続けていきましょう! それでは!

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